ユニホーム 作業着

ワーキングウェア

投稿日:2023年2月3日 更新日:

キーワードから読み解く作業着の「今」

作業着(ワーキングウェア)は実際に手に取ってみないと、その品質やフィット感などが分かりにくい商品が多いのですが、通販も盛んですよね。

それは日ごろ愛用している作業着メーカーへの信頼感がなせるワザでもあるでしょう。ということで、今回の本欄は、作業着関連の「通販サイト」を閲覧することで、作業着を取り巻く最新のトレンドを探ってみたいと思います。

一昔前までに最も使われていた「優れた作業着」を形容する言葉の代表は、例えば「機能性」や「タフネス(頑丈さ)」「帯電防止」などをはじめとする「実用性」に中心軸が置かれていました。

しかし、今はご承知のように「オシャレ」「カッコイイ」がダントツのキーワードになっています。女子の場合にはさらに「かわいい」も不可欠のキーワードです。

かくして「オシャレでかっこいい高機能な作業着」が現在の作業着ファッションにおけるスタンダードといえます。

あ、この「作業着ファッション」という言い方も、一昔前には有りそうでなかった言葉の一つかもしれません。

さらにフィット感を強調する形容では、例えば「肌に優しい作業服」「丸ごと洗っても縮まない作業着」なんて表現も、最近はよく見かけます。これは日進月歩の生地の進化を物語るものですが、「オシャレでかっこいい」は「ファッションアイテムとしての作業着」がもはや、当たり前の存在になっているからだと思われます。

そういう意味では「カジュアルなワークジャケット・ワークシャツ」というような表現も、筆者的には要注目です。

こうした表現はTシャツにジーンズというアメリカンカジュアルのテイストが、現代の「ファッションアイテムとしての作業着の主流」になっているように思われるからです。

ストレッチ性に優れた各種のジーンズ素材がかつてなく普及しているのも、それを裏付けているように思われます。

 

☆作業着への想いも所変わればさまざま

作業着の最近の話題をネット検索していたら、面白い記事にヒットしました。昨年12月17日付でアップされた、日本最大の化学ポータルサイト「Chem-Station」に掲載「化学作業着あれこれ」という特集記事です。

危険な薬品を取り扱うことの多い化学実験の場では、実験着という名の作業着が必需品であるということから、同記事では「化学現場におけるさまざまな作業着事情」を取り上げています。

同記事によると、大学などの化学実験の場では「私服の上に白衣を着るスタイル」が一般的であるけれども、企業における科学実験の場合「作業着着用の事例が多い」のだそうです。

同時に「ユニフォームが実験着(作業着)を兼ねている場合」や「白衣をはおったスタイルで実験する現場だと、昼休みもそのまま出かけられるから便利」といった、実験の場に身を置いている人ならではの「視点」も随所に出ていて、興味深く読めます。

考えてみれば当たり前ですけど、作業着もまさに、所変われば--なんですね。