☆医療用ワークウェアに事寄せての願い!!
前号の最後にちらりと触れましたように、「スーツに見える作業着」でおなじみのWWSから、今度は現役医師が監修したメディカルウェア(ブランド名は『WWS Medical/WWSメディカル』)を開発したとのニュースが、3月18日付でブレスリリースされました。
同リリースによるとWWSの「独自開発素材『ultimex/アルティメックス』を使用」することで「機能的かつ軽くて気疲れしない着心地のメディカルウェア」となっているとのこと。今回、WWSがメディカルウェアを手掛けることになった背景には、たまたまWWSのユーザーでもあった医療関係者から「医療現場活動に順応した撥水性やストレッチ性、衛生面から選択が可能なこと、軽くて着疲れしない肌当たり良い着心地から、同素材を使用したメディカルウェアの販売を希望する声が多数寄せられたこと」をキッカケに、ブランドを設立」したとのことです。
さらに、医療現場でバリバリ働く現役医師の監修のもとに、今後も機能性やデザインを改良しながら展開していくと、WWSは発信しています。建設現場に特化した、着心地が良くデザイン性にも優れた作業着は、近年、各社から発売されていますが、電気設備工事に特化した作業着の話か意外に聞きません。
本欄ではずいぶん以前に、アメリカのエレクトリシャン(電気技師)たちが愛用していたとされるワークシャツの復刻品をご紹介したことがありました。復刻品といっても、現代のニーズに合わせた工夫の凝らされたワークシャツでしたが、帯電性の除去およびポケットの大きさや適切な数など、機能性や着心地以外にもさまざまな「特化」が追究された「電気設備工事専用のお洒落で本格的なウェア・シリーズ」の登場に、ぜひとも期待したいものです。
☆見映え、着映えは「心映え」の反映だ!!
本欄担当者が趣味でちょくちょく見ているウェブサイト《デジカメウオッチ》の3月18日付の記事に、「撮影現場の声から生まれた機能性ウェア『GENBA』」というタイトルの記事が掲載されていました。同記事によると「映像制作集団『GENBA』から派生」した「撮影現場の実情を踏まえた機能性と、カメラに映えるデザイン性の両立が特徴」とのこと。
なるほど!!と思いましたね。本欄ではこれまで、お洒落なデザインとか、機能性とデザイン性の両立」という表現はしばしばしてきましたが、このデジタルウォッチの記事にある「カメラに映えるデザイン性」という文言は、まさに「刺さります」よね。自分が従事する仕事への誇りを、自身で感じる要素はいろいろあるでしょうが、昨今はやりの「映え」は、改めて大事だなと思った次第です。
「映え」は「見映え」「着映え」「心映え」など、様々な形での応用の利く言葉ですが、現場で働いている自分をかっこよくみせる(見映え、着映え)ことのできるファッションというのは、現代の若者にはとても重要です。いや、現代の若者だけじゃありませんよね。建設現場ではその昔、いなせな印半纏を着こなすことが、現場における実力者の証でもありました。そんな良い意味での「カッコづけ」は、現場を楽しく、誇り高いものにする効果があるはずです。映像現場に映えるという機能性ウェア「GENBA」のニュースからそんなことを考えてみました。