☆業界も要注目!! 4月の展示会情報!!
コンベンション施設で開催される各種展示会は、電気設備工事会社や電設資材専門商社にとって、提案営業のヒントの宝庫です。今週もそんな注目すべき展示会の数々をご紹介していきます。
最初にご紹介するのは、4月18日(木曜)・4月19日(金曜)の両日、大田区産業プラザで開催される「試作市場&微細・精密加工技術展」です。
同展はイベント・タイトル通り、町工場の聖地といわれる大田区の拠点施設、大田区産業プラザで展開される「日本のモノづくり産業(特に町工場)の技術の頂点」を概観できるような、心強い展示会になりそうです。
同展公式サイトの「開催に当たって」の挨拶が、同展の持つ「意気込み」をストレートに語っていますので、以下に引用させていただきます。
[新型コロナウイルス感染症の拡大により、新たな事業の柱となる製品開発に向け研究開発が活発化しています。そして、2021年後半以降からは、多くの企業で新規開発プロジェクトが立ち上がり、自由来以上に「試作加工」および、これを支える「微細加工」「超精密加工」へのニーズが高まっています。/これらの要素を兼ね備えた本展示会では、川下産業の来場者を多数呼び込み、充実した商談の機会を創出いたします。(後略)]
また、「試作の世界でどうやったら現場の負担が削られるかを一緒に考える会」「しぶちょーが考える!試作屋さんとの良好な関係づくり」と題する興味深い特別講演も、それぞれ18日・19日に実施されます。
試作、あるいは試作品とは、モノづくりに携わる業界人の皆さんなら先刻ご承知のように、製品開発をするのに不可欠な、量産品をつくるための試作品を指します。
奈良・平安時代の昔から、巨大な木造建築や仏像など、今日の国宝・世界遺産にもつながるような文化財には、必ず超精密な試作品が存在していました。
それは工業製品においても同様で、例えば金型を新たに起こすにも、超精密な試作品の存在は不可欠です。また、試作品には量産品にない、オリジナリティの精神が隅々にまで宿っているのを、如実に感じさせてくれるモノも少なくありません。
同展はそうした「試作の世界」が、現代のテクノロジーを背景に、どのように超・超・発展してきているのか。それを感じさせてくれる展示会になるのではないでしょうか。
モノづくり産業に携わっている者にとっては、現代日本の職人魂に改めて触れ、共感できる展示会であると推察できます。
以前にも触れた「第50回ジャンボビック見本市・東京」が4月19日(金曜)・20日(土曜)に、東京ビッグサイト東7・8ホールにて開催されます。
また、今年で72回目を迎える「JECA FAIR 2024(電設工業展)」は、5月29日(水曜)~31日(金曜)まで、東京ビッグサイト東1・2・3ホールで開催されます。
ビジネスマッチングの機会の多さでも定評のある両展示会については、本欄では今後も逐次、新たな情報が入り次第、ご紹介していきたいと思います。