空調設備

資材&工具の動き

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☆空調設備のダイキンが創業100周年!!

1924(大正13)年10月25月に創業した空調設備のトップメーカー「ダイキン」は、今年が創業100年目の節目。それを記念して今年5月21日、ダイキンは大阪のザ・シンフォニーホールにて創業100周年記念式典を開催しました。

その報告とともに、これからのさらなる発展を目指す意気込みなどについて、ダイキンこの6月11日、プレスリリースを発信しています。業界にもなじみ深いダイキンの来し方のエッセンスを、プレスリリースに基づいて、本欄でも改めて紹介させていただきたいと思います。

1924年に合資会社大阪金属工業所として創業したダイキンは、飛行機用のラジエーターチューブの生産を専門にしていました。

創業10年目の1934(昭和9)年には、内燃機関、精密機械、航空機部品などに社業を拡大しており、メチルクロライド式冷凍機の生産にも踏み切ります。

そして1936(昭和11)年、南海鉄道向けの鉄道車両用の冷房ユニットを開発しますが、これは日本初の試みでした。

ダイキンはいよいよ空調設備への進出を本格化したわけですが、その高度な技術力は戦時中、日本海軍の潜水艦内の空調設備を担当するまでに高まっていました。

そして戦後の1951(昭和26)年、ダイキンは日本初のエアコン開発に成功。空調設備のトップメーカーとしての地歩を固めます。

以来、今日に至るまで、建設現場、電設現場におけるダイキン製空調設備(ビル用マルチエアコンなど)の需要の高さは、いうまでもないことでしょう。

ところでプレスリリースでは、さまざまな創業100周年記念事業の一環として「作業服のリニューアル」も挙げられています。いったいどのような作業服になるのか。詳細が判明しましたら、本コラム特集「ワーキングウェア」欄にて、ご紹介したいと思います。

 

☆新築物件に加え中古物件にも太陽光設備

電力小売り事業を軸に都市ガスサービスなどの事業も展開する「auエネルギー&ライフ」は、このほど「じたく発電所サービス」事業の開始を発表しました。

「じたく発電所サービス」とは、戸建ての住宅用設備(新築でない)の所有者を対象とする事業で、屋根の上に同社の太陽光発電システム(2kw以上)を設置(東京都の助成金を活用)させてくれることが条件となっており、この事業に協力して屋根を貸すだけで、電気代が10%オフになります。

さらに災害時などには、非常用電源としても使用が可能というもの。

東京都では2025年4月から、新築戸建て住宅への「太陽光パネル設置義務化」を開始しますが、auエネルギー&ライフのサービス事業は「新築以外の戸建て建物」への太陽光パネル設置を推進するものとして、注目されます。

これによって義務化される新築物件に加え、中古の戸建て住宅への太陽光パネル設置も進めるという施策になるわけです。

新築物件に加えて、任意とは言え中古物件も加わっての太陽光設備への加速化が進むことになります。本欄では、今後の推移に注目したいと思います。