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☆営業トークに好適:4月の記念日特集②

毎年4月12日は、日本の最高学府とされる「東京大学の創立記念日」です。

この創立記念日は、現在の医学部の前身である「東京医学校」と、医学部以外の文系学部の前身である「開成学校」が、1877(明治10)年4月12日に合併し、晴れて「東京大学」になった記念日を指します。

この東京大学がやがて東京帝国大学となり、現在の東京大学に繋がっていくわけですが、東京大学の名称が初めて生まれた1877年という年は、実は大変な年でした。

旧幕府軍側と官軍側とが闘った戊辰戦争が終了して、明治政府がさまざまな近代化を開始したのが1869(明治2)年。それから8年後の1877年に東京大学が誕生したわけですが、その同年には、日本が再び内乱状態になった「西南戦争」が勃発。

西南戦争では、明治維新を推進した2大巨頭の大久保利通と西郷隆盛(いずれも旧薩摩藩)が、敵味方になって戦いました。結果的に西郷隆盛率いる旧薩摩藩が敗れ、近代化への拍車がかかります。そして、その出発点として見逃せない「第1回内国勧業博覧会」が上野公園一帯で、同じ1877年に開催されているのです。

内国勧業博覧会は万博みたいなもので、日本の代表的な物産や芸術作品などが約3カ月間展示され、近代化を進める日本の実力を国内外にアピールしました。

これを実現したのも大久保利通(内務卿)ですが、大久保利通は翌1878年に暗殺されてしまいます。1877年から1878年にかけての2年間は、まさに激動の2年間だったわけです。しかし、内国勧業博覧会はその後も、1903(明治36)年まで、5回にわたって続きます。

その間には、1895(明治28)年に京都市で開催された「第4回内国勧業博覧会」の開場へのアクセスとして、日本初の市電(京都市)を走らせたり、イルミネーションが初めて登場(1903年、第5回内国勧業博覧会・大阪)したり、内国勧業博覧会は近代化の要が「電化」にあることを改めて明白にさせるキッカケにもなりました。

 

毎年4月15日は「東京ディズニーランド開園の記念日」です。

1983(昭和58)年4月5日に開園した東京ディズニーランドは、実はアメリカ以外では初のディズニー・パークでもあります。

ディズニーランドは現在、欧州や中国などにも展開されていますが、東京ディズニーランドの年間入場者数の最高記録1800万人は、本場並みの記録。世界有数のディズニーランドの地位を確保しています。

 

毎年4月17日は、恐竜研究がその後、大きく進化するキッカケとなった日を記念する「恐竜の日」として世界中の人々に認知されています。

世界の恐竜研究は、1923(大正12)年にロイ・チャップマン(アメリカの古生物学者、映画『インディー・ジョーンズ』のモデルともされる)が、中国のゴビ砂漠で恐竜の卵の化石を発見したことで、一気に活気づきました。このゴビ砂漠への探検に向け、ロイ・チャップマンが北京を出発した日が4月17日なのです。