☆営業トークに好適:9月の記念日特集
あ、こんな記念日もあったのか!!
思わずそんなふうに反応してしまいそうになる記念日の一つが、毎年9月15日の「シルバーシート記念日」です。
現在は電車内に当たり前に設置されているシルバーシートですが、その始まりは1973(昭和48)年の敬老の日(9月15日)。東京を走る中央線に、シルバーシートが設置されたのが、はじまりでした。
当時は毎年9月15日が敬老の日だったんですね。現在は9月第3日曜なので、今年は9月22日が敬老の日となります。
世の中では昨今、誰も座る人がいない場合のシルバーシートに、一般の客がすわることの是非が、SNSなどで論争になっています。高齢者や体の不自由な人、妊産婦などが乗ってきたらどけばいいという人たちと、シルバーシートには一般客は最初から座るなという人たちが、論を戦わせているわけです。
しかし、それは日本人の間にまだまだ公徳心(公共の利益を私欲より大切にするというような考え方)が残っていることの、明白な証拠ですよね。
論争に加わる気はありませんが、そんな論争が起こる日本は、決して捨てたものじゃありませんよね。
シルバーシートがこの世に誕生した1973年9月15日からさかのぼること373年前の慶長5年9月15日(太陽暦では10月21日)は、あの「関ケ原の戦い」が実施された日でもあります。
がら空きのシルバーシートに健康な一般人は座るべきや否や!?、という論争など、争いのうちに入らない。
思わずそう言いたくなるような、天下分け目の合戦が、373年前の9月15日(太陽暦の10月21日)に、行われていたわけです。
毎年9月15日には、そんなことも、ちょっと思い出してみてください。
毎年9月16日は「日本中央競馬会が誕生した記念日」です。
時に1954(昭和29)年9月16日。それ以来、中央競馬は全国10カ所の競馬場で開催されるようになりました。
それ以後、日本の競馬は大きく成長し、現在では世界最大の馬券売り上げ金額を、毎年計上しています。
毎年9月17日は、東京モノレール「浜松町~羽田空港線」の開業記念日です。前回の東京オリンピックの開会式(1964/昭和39年10月10日)の約1カ月前に開業した東京モノレール。当然のことながら、東京オリンピックに参加する各国選手団や、オリンピック観戦とそれに付随する外国人観光客を都心部へとスムーズに運び込む新交通機関としての、大きな期待を担っての誕生でした。
同時期には首都高速道路もスタート(1962/昭和37年以降、オリンピック開幕を目指し、各路線が続発的に開通)しています。
オリンピックで来日した外国人選手団や観光客を、東京から地方への観光地へと送り込む大動脈となった「東海道新幹線」が開業したのは、オリンピック開幕10日前にあたる1964年10月1日のことでした。戦後日本の経済成長時代の華やかな幕開けです。