☆営業トークに好適:12月の記念日特集③
12月が誕生日の歴史的偉人には、いったい、どんな人々がいるでしょうか。
前回は12月8日生まれの津田梅子(教育者、1864/元治元年~1929/昭和4年)、12月11日生まれのドイツの細菌学者コッホ(ロベルト・コッホ、1843年~1910年)、12月12日生まれの福沢諭吉(慶応義塾創設者、1835/天保6年~1901/明治34年)などのエピソードをご紹介しました。
今回はまずこの人、12月17日生まれのドイツの作曲家・ベートーヴェン(ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン1770年~1827年)からご紹介します。
「楽聖」という異名まで持つこの人、なんたって20歳代後半に強度の難聴になり、40歳の頃にはまったく聴覚を失ったと言われています。そのような苦境の中で、後世に残る数々の傑作を遺したのですから、大したものです。まさに「楽聖」にふさわしい大音楽家といえます。
前回、コッホのご紹介のときにチラリと触れたコッホの愛弟子・北里柴三郎(1852/嘉永5年~1931/昭和6年)は、12月20日に生まれています。細菌学者としての北里柴三郎が生きた時代は電子顕微鏡がなかった時代。そのためウイルスなどを発見することは叶いませんでしたが、レトロな顕微鏡で破傷風菌やジフテリア菌、ペスト菌などの発見や血清療法などを次々に開発。第1回ノーベル賞の候補にもなったのは、大いに納得です。
その他、12月生まれの偉人たちはまだまだいますが、今回はこのへんで打ち止めにさせていただきます。来週号は引き続き12月生まれの偉人たちの誕生日をご紹介します!!
インバウンドの外国人観光客にも大人気の日本の定期観光バス。定期観光バスが誕生したのは、実は12月15日(1925/大正14年)のことでした。
東京乗合自動車という会社が、その名も「ユーランバス」を皇居前から銀座、上野などを巡るコース仕立てにして、事業開始したのがはじまりです。
現在も走っている「はとバス」は、新日本観光という社名で創業されましたが、営業不振に陥った東京乗合自動車の定期観光バス事業を譲り受け、現在につながる観光バス事業を発展させたのだそうです。
そして今、毎年12月15日は「観光バス記念日」となっています。
これまたインバウンドの外国人観光客に大人気なのが、世界一の高速ネットワークを誇る日本の鉄道旅です。
とりわけ、東海道新幹線の始発駅である東京駅は、レトロな内外装とともに、外国人観光客の人気の的です。
その東京駅が現在(復元)の姿で竣工したのは1914(大正3)年12月18日。そのため毎年12月18日は「東京駅完成記念日」となっています。
赤レンガ造が印象的な東京駅(国指定自由よう文化財)の設計者は、いわずと知れた辰野金吾。辰野金吾が手掛けた建物は今もかなり残されていますが、中でも日本銀行本店、同京都支店、日本生命九州支店、盛岡銀行本店本館など、いずれも重要文化財からそれに準ずる名建築ばかりです。