☆営業トークに好適!!2月の記念日特集②
現在60歳代後半以上の世代の皆さんなら、お分かりのことでしょう。これぞまさに「隔世の感」というしかない現象でした。
1954(昭和29)年2月19日に旗揚げするや否や、あっという間に国民的人気を獲得した第1期プロレス・ブームのことです。
日本のテレビ放送史上においても、前年の1953(昭和28)年に始まったばかりのテレビ本放送の目玉番組として、力道山ひきいる日本プロレスの果たした役割はまさに絶大。
テレビ受像機の普及前に実施された、新橋駅前の街頭テレビで、1954年2月19日に放映された「力道山&木村政彦組VSシャープ兄弟」の世界タッグタイトルマッチの生中継に押し寄せた群衆は、なんと2万人以上!!
まだまだラジオ放送の人気が根強かった当時において、それ以後、プロレス中継はまさにドル箱的な人気を博しました。
現在ではこの2月19日、プロレス・ファンの間で「プロレスの日」として、語り伝えられています。
また、今でこそエンタメ的要素の強い格闘イベントとしての揺るぎない地位を得ているプロレスの試合結果は、基本的にサッカーやプロ野球、ボクシングなど、他のプロスポーツの結果とは一線を画して報道されるのが常です。しかし、昭和30年代初頭まで、プロレスの試合結果は三大新聞のスポーツ欄だけじゃなく、NHKのスポーツニュースにもメインの扱いに近い形で取り上げられていました。
これもまた、冒頭で述べた「まさに隔世の感」に含まれますよね!!
SNS全盛の現在、新聞やテレビは「オールドマスコミ」などと呼ばれ、ネット社会における「速報性の欠如」や、伝えるニュースの取捨選択の手法に対する「閉鎖性」などが問題視される傾向があります。
これについては、一面の真実も含まれていますが、逆に言えばネット情報の「速報性に強いが故の誤報の多さ」や、新聞などで行われている校正・校閲に時間をかけるプロセスを飛ばしがちなための意図しない「フェイクニュース」の多さ、さらには意図的なフェイクニュース」の多さといった、現時点での欠点も多々あります。
将来的には、両者の良さを兼ね備えた新たな報道体制が構築されていくことを期待したいものですが、現状のドタバタはしばらく続くのではないでしょうか。
だからこそ、1872(明治5)年2月21日に東京で初めて日刊紙(東京日日新聞/現毎日新聞)が発刊された時の原点に立ち返り、報道とは何か、国民の知る権利とは何かといったベーシックな問いかけを、活字ニュースを扱う人、テレビ・ラジオのニュースを扱う人、ネットニュースを扱う人それぞれが、改めて考えたいものです。
毎年2月23日は「工場夜景の日」です。2011(平成23)年2月23日に、川崎市で「第1回全国夜景サミット」が開催されたことを契機に定められた記念日です。そして、それから半月後に東日本大震災が発生し、大規模停電や計画停電を体験することで、現代人は電力の大切さを改めて認識しました。
2月23日の「工場夜景の日」を迎える際には、工場夜景がいつまでも途切れない日常の持続を改めて祈念したいものです。