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☆営業トークに好適!!4月の記念日特集②

毎年4月11日は、建設関連の仕事にも不可欠の記念日「メートル法公布記念日」です。

それまでの「尺貫法」に替わる「メートル法」の採用が最初に公布されたのは、1921(大正10)年4月11日の「度量衡法」改正によってでした。

しかし、主に建設現場などから強い反対運動が起こり、「メートル法」の施行は、1952(昭和27)年までズレこみます。

その時には「度量衡法」は完全に廃止されて、新たに「メートル法」となりました。同時に「度量衡法」にメートル法と共に組み込まれていた「計量法」も改正され、重量換算は「グラム・キログラム単位」へと完全に切り替わりました。

尺貫法につながる古来の度量衡の単位は、古代中国が起源ですが、メートル法で採用されている単位は1875(明治8)年、フランス西部の提唱に応えた欧米17か国が、パリで「メートル条約」を締結したことから始まっています。その当時も、欧米化にまい進する明治政府は条約加盟を検討しましたが、諸般の事情により保留。前述の尺貫法を維持したという経緯があります。

ちなみに1メートルの長さは、北極点から赤道までの「子午線」の長さの1000万分の1なのだそうです。

人体の尺骨から派生した尺を基本とする尺貫法とは、ずいぶん発想が違いますよね。

この長さの単位の基準の違い、つまり、欧米のグローバルな発想と東洋の身近な発想との違いは、いろいろな意味で象徴的です。

 

ガガーリン少佐が乗った世界初の有人宇宙衛星船ヴォストーク1号が、旧ソ連によって打ち上げられたのは1961(昭和36)年4月12日のこと。そのため毎年4月12日は「世界宇宙旅行の日」という名称の記念日ともなっています。

しかし、日本も負けてはいません!? いや、内容的にはだいぶ負けているのですが、ヴォストーク1号の打ち上げからさかのぼること6年前の同日、すなわち1955(昭和30)年の4月12日には日本で初となる「ペンシルロケットの水平発射実験」が行われています。

この実験を推進したのは「ロケット博士」の異名でも知られた、東大生産技術研究所教授の糸川英夫博士で、実験場は現国分寺市。そのため毎年4月12日は「国分寺ペンシルロケット記念日」でもあるのです。

 

毎年4月13日は「水産デー」とされていますが、これはいったい、どのような理由から定められた記念日なのでしょうか。

定められたのは1933(昭和8)年で、定めたのは大日本水産会(1882/明治15年発足)。大日本水産会は現在も続く、漁業関連団体500以上が加盟する、日本唯一の水産総合団体です。記念日にもなっている4月13日は、1901(明治34)年4月13日に、漁業関係の総合的かつ基本的な制度を定める「旧漁業法」が制定されたことから来ています。

現在行われている漁業法は1949(昭和24)年に公布され、1950年3月14日に施行されました。いずれにせよ、漁業は周囲を海に囲まれた日本にとって古くからの基幹産業の一つ。その漁業の大切な記念日である「水産デー」はもっと盛り上がってほしいものです。