EV車 太陽光発電システム

建設・電設業界ザッピング  業界ニュースをクローズアップ68

投稿日:2021年12月24日 更新日:

EV車も今ではすっかりポピュラーになりました!!

◇今週も建設・電設関連の話題をお届けします

テレビ金沢が配信する12月15日付けネットニュースによれば、石川県電気工事工業組合がこの日、高齢となっている「県立工業高校の生徒たちとの意見交換会」を開催しました。

参加したのは石川県で事業展開する電気設備工事会社の有志と、県立工業高校電気科2年生40人。

同ニュースには「仕事の内容や卒業後の進路などについて意見を交わした」としか書かれていませんが、出席した40人の2年生は全員が電気関係の企業への就職希望者ばかり。

恐らく企業の人たちの話に、目をキラキラさせながら聴き入ったことでしょう。

私たちはあなたたちの業界への就労を、もろ手を挙げて歓迎します!! がんばれ!!

電力・エネルギーの専門メディア「スマートジャパン」(12月7日付け)によれば、岐阜県多治見市において、「EVと再生可能エネルギーを組み合わせた、新たなシェアリングサービスの準備」(カッコ内、スマートジャパンから抜粋、以下、同)が進んでいます。

この事業の特徴は「EV車のシェアリングサービス(時間貸し)と、既存の自動車のエンジンやトランスミッションを電動化したパワートレインに換装するEVコンバージョン化にある」のだといいます。

この事業を推進するのは多治見市内を本拠地とするエネルギー供給会社「エネファント」社で、同社では「太陽光で発電する移設可能なガレージ」なども開発しているとのこと。

多治見市は埼玉県熊谷市などとともに「日本一の暑さ」を巡って毎年のように話題になる、日本有数の暑いまちです。

そんなまちで太陽光を高度活用する企業が生まれ、アイデア豊富な自然エネルギーを活用した事業が次々と展開されていくニュースに接するのは、嬉しいものですね!! 益々の発展を期待しています!!

12月2日付けのネットメディアBUILTでは、「住宅ビジネスフェア2021」(10月7日~8日)に展示されていた興味深い新商品が紹介されていました。

それはコンピュータシステム研究所が開発した、「手書き図面から3Dモデルを自動作成」(カッコ内はBUILTより、以下、同)し、さらに「VR化するソリューション」です。

手書きからの3Dモデル化はなんと10~15秒で済むとのこと。例えば打ち合わせの席で、技術者などがその場でパパパッと書いた手書き図面も、立ちどころに3Dパース化できるわけで、これはとても便利なシステムです。

ぜひ実物の鮮やかなパフォーマンスぶりを、見てみたいものです。

日刊建設工業新聞(12月9日付け)によれば、2019年1月に始まった、夏目漱石『坊ちゃん』などでも知られる「道後温泉本館」(愛媛県松山市)の保存修理工事が、いよいよ佳境を迎えつつあるようです。

完成予定は2024年12月。ずいぶん長期間にわたりますが、この工事は営業しながらの保存修理であり、また築120年以上が経過した国指定重要文化財でもあるため、部材の選択から工法の選択に至るまで、さまざまな苦労があるようです。

松山市の公式サイトではこの工事を「松山の宝である道後温泉本館を子や孫の世代まで引き継ぐために必要不可欠なもの」と発信しており、工事の模様も逐次報告されています。

また、工事中であることを活用した見学会なども展開しているとのこと。こういう機会に道後温泉を訪ねるのも、また一興かもしれません。