☆高まる高機能宅配ボックスの需要増!!
ボックス関連製品特集が4月5日付けJUMBOニュースサイト「電設業界ニュース」に掲載されています。
ここでいうボックスとは、コロナ禍での需要が伸びている宅配ボックスのこと。もともと宅配便の日常化に伴い、10年ほど前から留守中の荷物の受け渡しの難しさがネックとなりはじめ、家人が留守でも荷物を置いておける宅配ボックスの需要は数年前から急激に伸びていました。
そこにコロナ禍が加わったことにより、家人のいるいないに関係なく、非接触で荷物を置ける宅配ボックスの需要は急激な増加を示すようになりました。さらに冷蔵品や冷凍品の宅配に対応できる冷蔵機能付きボックスの開発および設置、ICカードによる認証機能付きボックスの需要など、電気設備業界にもその影響は及びつつあります。
実際、そうした需要に応えるべく、電材メーカーも各種機能付きボックスの開発を進めてきた現実があります。
冒頭にご紹介したJUMBOニュースサイト「電設業界ニュース」のボックス関連製品特集では、スマホで鍵を解錠・施錠できる宅配ボックス(河村電器産業・東海理化の共同開発)や、分譲マンション向けの冷凍・冷蔵宅配ボックス(パナソニックと東急不動産の共同開発)、現在設備のないマンションなどにも後付けで手軽に設置できる宅配ボックスなど、さまざまな事例が紹介されています。
こうした宅配ボックスの需要は、コロナ禍が過ぎた後でも「習慣」として設置需要が安定する可能性が大きく、今後の開発および需要増に対する期待が高まります。
☆子どもたちに分かりにくい電設の仕事!!
インターネット・ニュースサイト「ITmedia」(4月6日付け)に興味深いニュースが掲載されていました。
「小中学生が働きたい業種 2位は『食品』、1位は?」と題するこの記事には調査機関「バリューズフュージョン」が小学5年生から中学3年生までの子どもたちに実施したアンケート調査の結果が発表されています。
それによれば、第1位には大学生と同様「情報通信サービスその他」(得票率36.9%、複数回答OK)がランクイン。そして第2位は「食品」(31.5%)、第3位は「医薬品」(30.7%)、第4位は「商社・卸売」(30.4%)と、ここまではほぼ横並びで続きます。
一方で「人気薄」とされたのが、「建設・資材」(15.6%)、「「電力・ガス」(15.5%)、「物流・運輸」(15.5%)、「鉄鋼・非鉄」(12.6%)、でした。ここで注目されるのが、上位にランキングされた業種が「選ばれた理由」です。
子どもたちの回答は「仕事の内容がある程度思い浮かぶ職業」の人気が高かったことです。つまり、例えば「建設・資材」が15.5%の得票率しか獲得できなかったのは、「何をする業種なのかが分からないから」と言うことができます。建設のイメージが浮かべにくいのであれば、電気設備はもっと浮かべにくいことでしょう。
換言すれば、電気設備工事がどんな仕事かが分かれば、子どもたちの認識はずいぶん変化する可能性があるということではないでしょうか?(以下、この話題は次号に続く)