電気工事と一口にいっても、工事内容はいろいろです。
このブログは、弊紙・週刊電業特報の購読者の方々のほか、電気工事業界を知らない人たちにも読んでいただきたいと思っております。
そうした電気工事業界とは無縁の人たちが毎日の生活のなかで身近に接している電気工事があります。
コンセント・スイッチの設置に伴う電気工事です。
このほかにも家庭内にある照明器具やエアコンの設置も電気工事となります。
また、テレビやインターホン、監視用カメラの設置は弱電工事といわれるものですが、これらの設置なども電気工事会社が手掛けるケースが多いと思います。
身近な家庭内のコンセント・スイッチは、その大半が壁に据え付けられていると思います。
ただ、壁の内側の隙間にはさまざまな種類の電線が張りめぐらされています。
リビングやキッチンあるいは各部屋にもコンセント・スイッチが設置されていますが、それぞれの壁の内側から天井裏にかけて配線が行われています。
それらの電線は分電盤といった、ブレーカーが付いた小さな箱のようなケースにつながっています。
分電盤は、家の外にある電線とつながっており、電力会社から供給された電気を家庭内に引き込みます。
漏電などで電気が過剰に家庭内に流れたときは、漏電ブレーカーが自動的に作動し、漏電事故を防ぎます。
こうした電気器具や機器の設置とともに、家庭や事務所、店舗、病院、学校、工場などの壁や天井裏に電線を張りめぐらし、さまざまな電気設備機器を利用できるようにする一連の電気工事が、電工の仕事です。