☆営業トークに役立つ今月の記念日特集②
毎年5月20日は「旧・成田空港=新東京国際空港」が開港した記念日です(開港は1966/昭和41年5月20日、2004/平成16年4月に民営化され、名称は現在の成田国際空港に改称)。
建設計画が正式決定してから実際の開港までに約12年間かかった成田空港。当時の反対運動には凄まじいものがありました。当時の騒動を記憶している世代には、ナリタという地名に独特の感慨を覚える人も少なくないのではないでしょうか。
現在の成田国際空港を訪れても、当時の余韻は感じられませんが、開港後に予定されていた拡張工事はほとんど進んでいません。また、ナリタを開港する際の目玉の一つだった24時間運用なども、未だ目途が立っていない状況。そのあたりにも、かつての成田騒動の余韻なのかもしれません。
何はともあれ、日本の玄関口の一つとしての成田国際空港が、今後どのような進化を遂げていけるのか? 注目されるところです。
毎年5月20日は「東京港開港記念日」(1941/昭和16年5月20に国際貿易港となった)でもあります。
羽田空港(開港記念日は8月25日)と並ぶ東京のもう一つの空の玄関口・成田国際空港と、東京の海の玄関口・東京港の開港の日が同じというのも偶然の符合ですが、東京港のルーツである「江戸湊」が開かれたのは、1475年のこと。
その当時、江戸を領有し、江戸城をも建設していた武将・太田道灌が開きました。
それから127年後、江戸城を継承・大改修した徳川幕府は、併せて江戸湊も大改修。徳川幕藩体制の礎を築きます。
東京港事務所の公式サイトによると、国際貿易港に指定される以前、江戸湊の時代から近代港湾としての東京港が誕生(隅田川河口を利用する小型船を対象とする整備を実施む)したのは、1880(明治13)年のことだったそうです。
以後、江戸時代から続いていた埋立の進捗とともに、さまざまな整備・改修が加増きれないほど繰り返された結果、竹芝桟橋が整備された1941(昭和16)年5月20日をもって、国際貿易港・東京港が誕生した訳です。
東京港を訪れると現在もなお、あちこちで整備・改修の工事が行われているのが分かります。空港にしても海港にしても、その整備・改修やさまざまな進化の歩みは永遠運動として続くものなのですね。
毎年5月26日は「東名高速道路全通記念日」(1969/昭和44年、東京~小牧間、全長346.7㎞)です。
それにしても東名高速が愛知県小牧ICまでだったとは、不勉強な筆者は、ほとんど意識したことがありませんでした(起点は世田谷区の東京IC)。
東名高速は小牧ICから名神高速道路に入り、京都や大阪を経由して、終点である兵庫県西宮市(西宮IC)に至ります。
ちなみに、東名高速道路と小牧ICでジョイントする名神高速道路(193.9㎞)が全通したのは、東名高速道路より4年早い1965(昭和40)年7月1日のことでした。