☆新ユニで目指す女性就労率50%以上!!
他業界の話題で恐縮ですが、作業着にまつわるちょっとイイ話がユニフォームメーカー「ORDER UNIFORM COMPANY」のプレスリリース(今年5月27日付け)として、ネットにアップされていましたので、ご紹介したいと思います。
広島市に本社を構える産業廃棄物処理およびリサイクル業を営む株式会社タイヨーでは、建設業と同様に「劣悪な環境下での3K的な仕事」というレッテルを張られがちな産業廃棄物処理の仕事のイメージを覆すべく、女性就労率50%以上を目指し、職場環境の改善その他に尽力してこられたのだそうです。
そうした取り組みの一環として、タイヨーでは女性の採用に大きな力になると確信した、オシャレで活動的でカッコイイ「新ユニフォーム」の導入を決意。
今から4年前、新ユニフォームの制作依頼を、ORDER UNIFORM COMPANYに行いましたが、その効果は抜群!!
SDGsに関する取り組みが各界で注目されつつある現況も追い風となり、産業廃棄物処理およびリサイクル事業は、エッセンシャルワーク(社会インフラの維持になくてはならない仕事)の一つと認知されるようになり、若者たちの仕事の場としても少しずつ注目度が高まりつつあります。
そんななか、女性就労率50%以上を目指し、新ユニフォームを導入した効果は、導入以来のの4年間で、女性就労率が40%近くにまでアップというタイヨーの現況に表れています。
同様の事例は電気設備工事業界にもありますが、若者たちの仕事に対するモチベーションを上げるアイテムとしてのユニフォームの存在の大きさが、改めてよく分かります。
☆SDGsに適う新素材のワーキングウェア
次世代カジュアルワークウェアブランド「ディモ(dimo)」を製造・販売している広島県福山市の中塚被服株式会社はこのほど、サトウキビ廃糖蜜を粗原料とするハイブリッド素材「エコバイオストレッチ」を使用したワーキングウェアを今秋に発売するとのニュースを、リリース。同社がいうエコバイオストレッチとは端的にはポリエステル90%、綿10%の混合ですが、前述の廃糖蜜を主原料とする植物由来のポリエステル繊維と、ストレッチ性に優れた特殊ポリエステル繊維を、若干の綿と組み合わせたもののようです。
素材としてのエコ度に加え、着心地とデザインも新感覚の仕上がりだとされる今回の新商品。秋の発売が今から待たれます。
☆作業着を売る人にもあるさまざまな思い
FNNニュース系のネットサイト「FNNプライムオンライン」(5月28日付け)によれば、長野県在住、キャバクラ勤務や土木作業員の仕事を経てただいま子育て中の23歳のシングルマザーが、なんとワーキングウェアの専門店を昨年6月に立ち上げたのだとか。
この女性、仮にN・Yさんとしておきますが、ご自身が華やかな夜のお仕事から土木業界という真逆の世界で働いた経験を生かし、楽しくオシャレに現場作業をしてもらいたいと発心したとのこと。
近年の作業着人気の背景には、このようにさまざまな人の、さまざまな熱意が込められているのだと、改めて思います。