電気工事工業組合

組合協会だより

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☆岡山県電気工事工業組合創立60周年式典

11月1日(金曜)、岡山県電気工事工業組合(1964/昭和39年設立)の創立60周年記念式典が、岡山プラザホテルにて華々しく開催されました。

岡山県電気工事工業組合では、9月頃から県内の工業高校を対象に、「60周年記念事業」として各種の電気工事関連の資機材を寄付するなど、次世代育成にも力を入れていますが、岡山県は2020年に女性部会を発足させるなど、女性が活躍する県組としても知られてきました。

さらに学生向けの出前授業も積極的に手掛けるなど、アクティブな組合として全国的に知られています。

各種の報道によると、式典の挨拶に立った瀬戸口香理事長は、「歴史に裏付けされた伝統の重みと、これまで支援をいただいてきた地域のお客様のご厚意にも応えるべく、今後はさらに、災害時にもいち早く電気を復旧させることのできるような対応力の錬磨に、より一層度離職していきたい」との挨拶をされた由。岡山県電気工事工業組合のますますの発展を、本欄も祈念させていただきます。

 

☆全国の送配電業者が集結し災害復旧訓練!!

近年、激甚化する豪雨災害などのたびに大規模停電が起こるケースが増えており、その対策は各方面で構築されつつありますが、いちばん効果的な対策の一つは、やはり「実地訓練」ですよね。

どんなに理論上優れた防災対策でも、実際にそれを迅速に実行できなければ、意味は半減してしまいます。

この11月20日、広島市に全国各地の送配電業者10社が集結し、「豪雨災害により40万戸が停電したとの想定」のもと、合同訓練を行いました。

舞台となったのは広島市安佐北区。過去に何度も豪雨災害とそれに伴う土砂崩れなどにより、大きな被害を出してきた地区として全国的に知られています。

この合同訓練の画期的なことの一つは、全国各地の送配電業者が「応援」に駆け付けた際の「異なる地区の業者同士が連携して行う復旧の手順」を、みんなで確認し合いながら、実施されたことにあります。

NHK広島の報道によると、当日は土砂崩れや道路の崩落が原因となって発生した40万戸の大規模停電に対処するべく、クレーン車に乗った作業員が、地上10メートルの高さで「切れた電線を迅速に繋げる作業」などが行われました。さらには、土砂崩れで損壊した電柱の復旧作業など、まさに本番に即した訓練を、緊迫感をもって遂行したことが報道されています。

主催した中国電力ネットワークの配電部長は、訓練を振り返って「電力の復旧の成否や遅速は、被災地全体の復旧に根本的な部分で影響するので、これからも綿密に訓練を行い、連携関係を強化していきたい」との談話を発表しました。

国は現在、災害対策を包括的に行う「国土強靭化工事」を全国一斉に実施していますが、 今年発生した能登半島地震を例に挙げるまでもなく、災害復旧の現場はまさに命がけです。

本欄では、現場作業員の皆様のますますの精進と健闘を、心より祈念させていただきたいと思います。