☆テーマ別に実施される出前授業の効果
地元の工業高校の生徒たちなどを対象に「業界説明会」を開催することは、将来の担い手づくりに欠かせない事業ですよね。
この事業は全国各地の業界組合で実施されていますが、ネットにヒットした福島県電気工事工業組合では「学生交流セミナー」という名称のもと、「五感で感じる電気工事」「学校では学べない電気工事」「実践的な電気工事」「やりがいのある仕事とは」など、訪問する学校の特性や、電気工事に対する知識の度合いなどによって、さまざまなテーマを設定しながら実施しているという事実に、本欄では心惹かれました。
公式サイトの記録によれば、例えば昨年10月から11月にかけての時期に、福島県工組が実施した出前従業は計6回。他の時期にも随時行っているようですが、10月・11月に集中しているのは、卒業を控えた3年生や、翌年度に就活を行う2年生への対処なのかもしれませんが、テーマを明確に行っているところには非常に好感を覚えます。
ただ漠然と電気工事の仕事の内容を実演したり講演したりするのではなく、テーマを設定するとその段階で、若者たちの「聞く姿勢」「見る姿勢」に「興味のスイッチ」が一つ入るからです。
このスイッチがないままに行われる出前授業と、スイッチの入った状態で行われる出前授業では、きっと、生徒たちの寄せる関心の度合いがスタートから違ってくると思われるからです。
☆岐阜市の内藤電機が創業75周年に!!
岐阜県岐阜市を拠点に総合電気設備工事業を営む内藤電機株式会社が、2024年12月30日に「創業75周年」の節目を迎えました。
それを記念して、同社はプレスリリースを発信しましたが、それによると、内藤電機が創業したのは1949(昭和24)年12月30日。戦後間もない当時、日本はGHQによる占領支配を受けていました。
また、創業当初はモーター修理などを手掛ける会社でしたが、1956(昭和31)年に電気設備工事会社に転換。折からの建設需要の高まりを機敏に捉えての転換でした。
プレスリリースには創業75周年の記念ロゴマークも発表されていました。数字の75の真ん中に握手する2本の腕が「ありがとう」の文字とともにあしらわれた、ユーモラスなイラストが効果的です。
今年は昭和100年の記念イヤー」。内藤電機と同様に、75周年、80周年、90周年、100周年の節目を迎える企業も、続々と誕生していくことでしょう。皆様のますますのご健勝、ご発展を、本欄では祈っております!!
☆北海道電力が電気・水まわりの修理実施!!
北海道電力株式会社は1月15日、ホームサーブ株式会社と共同でプレスリリースを発信。家庭の電気・水まわりの修理サービスを提供する「ほくでんの住まい修理サポート」事業を開始する旨、発表しました。
水まわりの修理業者については、近年、高齢者をターゲットとする詐欺まがいの悪徳業者が増えていることが報道されています。
その点、北海道の消費者は、日ごろから配電を受けている北海道電力が電気と水まわりの修理を、専門業者と組んで実施してくれるのなら、ひと安心ですよね。