電気工事業は、個人や企業の毎日の生活や活動に不可欠な電気をそれぞれの需要に合わせて提供するための工事です。
そのため、建設業のなかでも社会性の高い専門工事業だと思います。
また、電気設備は重要な社会インフラであるとともに、電気は重要なライフラインです。
そう考えると、自然災害やさまざまなトラブルによって停電や電気が通じない被害を受けた際に電気の復旧に向けて活動を行うエッセンシャルワーカー(電気工事に携わる人々)の活躍の度合いは、今後ますます高まっていきます。
このように電気工事業は社会性の非常に高いです。
しかし、一般の人たちのなかには、電気工事会社の存在を知らない人が少なくありません。
電気工事会社の社会的な認知度が低いため、電気工事会社で働きたい、あるいは働こうと考える若い人は少ないのが現状です。
電工事会社で組織される日本電設工業会、全日本電気工事業組合連合会では、電気工事業界を若い人たちに知ってもらおうといろいろな取り組みを行っていますが、なかなか実効が得られていないのが実状です。