SDGs

その他・旬の話題

投稿日:2023年1月20日 更新日:

☆あかりテック(見附市)のSDGs大作戦

地方都市における電気設備工事会社の話題は何かないかとネット検索をしていたところ、興味深い記事にヒットしました。新潟県土木部監理課の公式サイトに出ていた1月5日付けの話題で、タイトルは「(株)あかりテックのSDGsの取り組みを紹介します!」というもの。思わず「おっ!!」と思いましたね。

というのも、昨年からネット記事でしばしば「電気工事業者・あかりテック(新潟県見附市)の社会貢献」に関する話題と、出会ってきたからでした。そしてそのたびに、いつか本欄で紹介させてもらいたいなと思いつつ、今日まで来てしまったわけですが、新潟県土木監理課のサイトに行き着いたのを機に、これはちょうどいいタイミングだと考えた次第です。

さて、新潟県土木監理課の公式サイトには、あかりテックの「SDGs達成に向けた宣言書」がリンクされています。それによると、あかりテックのSDGsに関する取り組みは、実に多岐にわたっていることが分かります。

まず環境分野では「農業副産物であるもみ殻を土地改良剤《もみ殻燻炭》に加工」とあります。もみ殻の処理や有効利用の方策については、日本有数の穀倉地帯である新潟県の長年のテーマの一つだったそうです。

あかりテックはそこに着目し、2022年度にはもみ殻を使った土地改良剤《もみ殻燻炭》を5t製造。2030年には5.5tを目指すのだそうです。

あかりテックはさらに、地方都市で問題になっている空き家の活用についても、アウトドアスペース「あかり村」を設置(キャンプサイト6区画)。もともと敷地にあった古民家を癒し空間にリノベしたり、古民家に付属する土蔵の中で水耕栽培を行ったり。さらに隣接する自社の太陽光パネルの下で、バーベキューを楽しめる場にしてみたり実に多彩。

自社の働き方改革にも早くから取り組んでいます。前出の「SDGs達成に向けた宣言書」によると、例えば交通災害無事故無違反の継続を維持することで、「職場環境改善宣言企業」の認証取得を目指しているほか、従業員ごとの「年次有給休暇管理表」を作成・保管し、従業員の有給休暇取得率を綿密に管理しています。地域に根差す電気工事会社による、こうした取り組みの集積は、いうまでもなく、電気設備工事業そのものへの信頼感を醸成することにも繋がります。同社のますますの奮闘ぶりを、本欄では注目していきます。

 

☆次世代型エネルギー供給拠点の今後

日本工営は昨年12月27日にプレスリリースを発信、ENEOS清水製油所跡地における「次世代型エネルギー供給拠点の建設工事を受注」した旨、明らかにしました。

日本工営は今後、設計・調達・建設の3工程を一括受注するEPC事業として、メガソーラーパネル、大型蓄電池を備えた「次世代型エネルギー供給プラットフォーム関連の施設建設、およびエネルギーマネジメントシステムの構築」を目指します。

脱炭素社会構築に向け、ENEOSに限らず石油元売大手の製油所跡地の活用は、今後、さらに活発化します。広大な土地を利活用するには次世代型エネルギー関連の事業に引き継ぐのが最もリーズナブルであることから、今後もこうした動きには要注目です。